診断士試験効率的勉強法!中小企業診断士 1次試験 【企業経営理論】

みなさんこんにちは。

 

さて、中小企業診断士試験の1次試験について前に少しご説明しましたが、実際にぼくがやってきた勉強法(といってもウルトラC的なものは全くありませんが)やポイントについて簡単に説明していきたいと思います。

 

1次試験は7科目あるので、まずは企業経営理論について。

 

 

1. 企業経営理論とは?

簡単に言ってしまえば、経営戦略にまつわる科目です。戦略というと何やら大仰ですが、会社を経営するにあたって、何を目指して、どうやって続けていくの?ということを学問として学んでいきましょうね、というのがざっくりイメージかと思います。

細かい話をするとキリがなく、日が暮れるどころか、普通に何日間にもわたってしまいますので、やめておきますが、診断士受験生にとって「最も点数の取りにくい科目」とも言われていたりします。

 

2. 1次試験での位置づけ

ただでさえ7科目もある1次試験ですが、その1科目ずつがそれなりの分量を持っているのが試験の特徴。この企業経営理論もテキストの目次を見ると結構ゲンナリするレベルです。ただ、近頃新聞や雑誌、ニュース等々で取り上げられているような内容も多く、また古典的な内容も多いので、診断士として将来活動する人にとっては間違いなく勉強して損はない(というかこれをある程度分かっていないと中小企業の社長さんとかとは会話出来ないのでは?)科目と言えそうです。

TACテキストの目次に従えば、こんな感じ。

 (1) 経営戦略

  ①経営戦略の全体像

  ②成長戦略

  ③競争戦略

  ④経営戦略の変遷

  ⑤技術経営

  ⑥外部組織との連携

  ⑦企業の社会的責任

 (2)  組織論

  ①組織構造論

  ②組織行動論

  ③人的資源管理

 (3) マーケティング

  ①マーケティングの基礎概念

  ②マーケティングマネジメント戦略の展開

  ③マーケティングリサーチ

  ④消費者購買行動と組織購買行動

  ⑤製品戦略

  ⑥価格戦略

  ⑦チャネル・物流戦略

  ⑧プロモーション戦略

  ⑨関係性マーケティングとインターネットマーケティング

戦略と組織は両輪であり、「組織は戦略に従う」(byチャンドラー)の考え方に基づいた構成になっています。以下ご参考。

leadership.shikigaku.jp

ちなみに2次試験は4科目(組織・人事、財務・会計、流通・マーケティング、生産・技術)で、このうち組織・人事と流通・マーケティングの2科目に使われますので、基礎的な部分をしっかりと理解しておくことが必要です。

 

3. 難易度

1次試験の中でも「最も点数の取りにくい科目」と言われている理由はとにかく、「問題が分かりにくい!」に尽きると思います。例えば、

設問:「軽量で合成が高く、乗り心地が良い車としてモジュール型アーキテクチャーの車体が自動車の大勢となり、自動車開発は全体最適を優先するようになった」

答:✖ (乗り心地のよいセダン車等はモジュール型ではなくインテグラル型が主流であるため)

 

は?何言ってんの?意味不明なんですけど。という問題が一定数存在します。まず問題文の意味が分かりません的な。

 

 

設問:「専門業務型裁量労働制を新たに導入するためには、事業場の労働者の過半数で組織された労働組合又は労働者の過半数を代表する者との間で労使協定を締結し、かつ、対象業務に従事する労働者の同意を得ることが必要である。」

答:✖ (専門業務型裁量労働制について、労使協定の締結は必要だが、対象労働者の同意は不要。尚、企画型裁量労働制の場合、対象労働者の同意が必要)

 

・・・。そんな細かい法律の内容なんて覚えてません。というか企業経営理論になんで法律関係が出てくるのか?と疑問を持ったりします。

 

といった様に、結構斜め上の角度から出題されたりします。もちろん全部が全部そうではなく、普通に理解できていれば解ける問題も多いので、それらを如何に落とさないか、がカギになってきます。

 

4. 勉強法

点数が取りにくい科目ではあるものの、所詮は択一です。出題範囲もすべてカバーするのは費用対効果が悪すぎるので、

①頻出ポイントを中心に攻める!

毎年出題される分野や2年か3年に1回出題される分野が結構あるので、そこを重点的に勉強するのが一番です。予備校も出題傾向分析をしっかりとやっているので、テキストに頻出ポイントが明記されていると思います。そこは何回も読んで理解し、過去問やトレーニング集で実践、というのを繰り返せば、どのように問われても対応できるようになると思います。

②自分の勤め先や環境に当てはめて考えてみる!

企業経営理論は専門用語も多く、理解しにくい部分もありますが、自分の勤め先や所属する組織の環境に置き換えて考えてみると、すっと腹落ちすることがあります。例えば組織の硬直性とか言われても「なんのこっちゃ」ですが、自分の組織だとどういうことだろう?と考えてみると、「あ、このことか!」と理解が深まったりします。

③捨て問も大事!

全部の範囲はカバーできないので、交通事故的に出てしまった問題は潔く諦めましょう。過去問で解けなかったからと言って、必死に頻出ではない分野を勉強するのは時間の無駄になってしまいます。例えば労働法関連の問題は毎年2-4問出ますが、あまりにもマニアックな設問だったりするので、消去法で選択肢を2つくらいに絞れる程度の理解度でいいと思います。また、明らかに問題文の意味が不明な設問は鉛筆転がすか、テキトーにイとかウとか答えておけばOKです。それでも確率1/4ですからね。

 

ちょっと長くなりましたが、企業経営理論については以上です。とにかく診断士になってからもそうですし、社会人生活で役に立つ科目であることは間違いないので、ポイントを押さえて理解しておきたいですね。そして効率性を重視した勉強法で60点以上を取れれば最高です。

 

次は財務・会計についてお話したいと思います。