診断士試験効率的勉強法!中小企業診断士 1次試験 【財務・会計】その2

みなさん、こんにちは。

 

前回中小企業診断士1次試験の財務・会計についてお話ししましたが、今回はその具体的な勉強法についてざっくりお話してみたいと思います。

企業経営理論の時も同じですが、各論まで説明してしまうとキリがないので、要点のみをお伝えできればと思います。

 

ちなみに、昔の記事「中小企業診断士ってなんだ」で少し書きましたが、仕事で新しい部署に来たときは財務も会計も全く知らないような状態でした。

中小企業診断士ってなんだ - 診断士世田谷デジルの裏コンサル簿

 

それでも最終的には1次でも2次でも得意科目になりましたし、実際のコンサルの現場でも十分に使える武器になったので、興味さえ持てれば実力はドンドンつくと思います!

 

4. 勉強法(続き)

この科目は覚えればいい、というわけではないので、基本となる事項を覚えた上で、その次に分析なり考察を行うために適切な計算を「計算ミスなく」行うことが重要です。

 

 

①頻出ポイントを重点的に!

企業経営理論でも書きましたが、財務・会計も同じです。どの科目にも言えますね。例えば、簿記的な内容も試験に出されますが、精々数問です。にも関わらず簿記2級の範囲をすべて網羅したりしていると時間が無くなってしまいます。過去問でもよく出題されている頻出ポイントをまずは理解する、ことが大事です。

覚えるべきポイントはもちろん多岐に渡っていますが、以下が最優先かな、と個人的には思います。

 ■財務諸表まわり(見方・読み方の基本)

 ■財務諸表作成(PL・BS・CFを一通り作成できる)

 ■経営分析(財務諸表をベースに指標を計算)

 ■CVP(Cost-Volume-Profit)分析/損益分岐点関連

 ■セグメント別損益

 ■投資の意思決定/貨幣の時間的価値

 ■ファイナンス基礎(株価計算・企業価値計算・CAPM)

 ■原価計算基礎

テキストだと仕訳(簿記3級・2級相当部分)がページ数的にはかなり割かれている感じですが、そこまで出ませんし、勉強の費用対効果が悪すぎる感じがしました。勿論簿記の資格をすでに保有している方はアドバンテージがありますね。

ちなみにこの重点分野は2次試験でも頻出分野でもあるので、1次試験の勉強でガッツリ理解しておくと先が楽になると思います。

 

②ひたすら問題を解きまくる!

基本的な理論を学んだ後には、とにかく問題を解きまくるのがいいと思います。予備校活用の方はトレーニングテキストや過去問を解くのが良いです。財務・会計は計算力も要求されるため、他の強化に比べると日々の積み重ねが重要です。なので、毎日(というのは極端かも知れませんが、それに近いくらい)20分だけでも問題を解く時間を設定できるとベストですね。

あとは、市販の書籍やテキストでも十分に勉強が出来ます。2次試験も視野に入れて、ぼくが使ってよかったテキストは「意思決定会計講義ノート」、通称「イケカコ」です。

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https://www.amazon.co.jp/意思決定会計講義ノート-大塚-宗春/dp/4419038969

表紙に変な博士か学者みたいな絵が入っていてポップな感じですが、実は中身は相当プロフェッショナルな書籍です。もともとは公認会計士試験に使用されるような参考書ですが、診断士試験の内容もうまくカバーしています。

1次試験の導入時から使うにはちょっと重いですが、トレーニングや過去問がある程度解けるようになれば、2次試験も狙いつつ読んで解き始めても良いかと思います。

 

③財務・会計に興味を持つ!

どの科目でも考え方は同じですが、「財務・会計は診断士資格取得後も役に立つから色々と見てみよう!」と思うことが大事です。

具体的には、お勤め先の決算書だったり、会計や財務の方針を確認してみたり、興味のある会社の公開されている財務情報を見てみたりすることが第一歩だと思います。また、株式市場の動きとか投資家情報とかでも良いかもしれません。

詳細は2次試験のご説明で詳しくお話ししますが、2次試験には必ず「経営分析」と「投資の意思決定」が出題されます。このうち「経営分析」は企業診断では何よりも大事なことだとぼくは思っておりまして、経営分析のコツとかノウハウというのは、自分でどれだけ財務諸表を使って分析したか、次第です。

経営分析っていうのは比較分析が原則なので、

 ■企業のPLやBSを時系列で比較(17年度、18年度、19年度の3か年比較等)

 ■企業のPLやBSを同業他社と比較(トヨタの決算書を日産と比較、等)

を自分でやってみると理解がどんどん深まると思います。

 

④捨て問はあきらめる!

こちらも他の科目同様です。財務・会計は企業経営理論や運営管理ほど、「え?え?」みたいな問題は多くないはずですが、それでも一定確率で出てきます。

一番やっかいなのが、「やたらと計算させる問題」です。前にも書いたように、財務・会計は60分で25問、1問2分強の計算です。そんな中、なんとなく解けそうだけど5分以上計算させるような問題が出ると、時間切れのリスクが高まります。

なので、考え込むような問題や時間がかかりそうな問題はさっぱり諦める、というのも重要です。所詮選択肢問題、そういう時はイとかウとかマークしてオシマイ、です。

 

診断士を目指すからには、やはり数値面からのアプローチに強みを持ったコンサルタントになりたいですね!

財務・会計をしっかり勉強して、地力をつけながら試験もばっちり突破していきたいものです。

 

次回は「運営管理」についてお話したいと思います。