中小企業診断士 【2次試験解こうぜ】平成29年度 事例Ⅳ(その4)やっと終わり!

引き続きマスクが品薄です。みんな街中の人たちマスクしてるけど、どこで買ってるの?と疑問に思う日々。

世田谷近所ネットワークで「今、XX薬局にマスク入ってたよ!!」という連絡を昨晩友人より頂き、ダッシュでゲット!

f:id:setagayadezil:20200328233952j:image

家に戻ってやってみたかったこれをやってみました。

 

デジル(以下デ)「こ、これが、最後のマス・・ク・・だ・・

息子(以下息)「パパー、お帰りー」

デ「これを・・・お前たちに・・・、幸せに育ってくれ・・・バタッ・・・

 

息「パパー、死なないでー!!(==>結構ノリがいい)

娘「え、そのくらいで死なないでしょ(==>ドライで現実的)

妻「早くお風呂入んなさいよー」

 

という寸劇を玄関先で繰り広げたのでした。どうでもいいですが。

f:id:setagayadezil:20200328233959j:image

さて、平成29年度診断士2次試験も今回が最後(のハズ)。事例4の第3問と第4問まとめて行っちゃいましょう。一事例で4回もかかるとは恐るべし、事例Ⅳ.

www.setagayadezil.com

www.setagayadezil.com

www.setagayadezil.com

 

繰り返しますけど、この事例はぼくの不合格科目。改めて解いてみても結構難しい、というか80分で正確に解くのは難易度が高いと感じます。確実に埋められる部分を埋めて点数をコツコツ稼ぎに行く戦法がベストだったんでしょうね。実際の試験中はたぶんパツンパツンだったんだと思いますが(封印されてて記憶ねーや、チッ)

 

ということで行きましょう。

 

 

4. いよいよ解くよ!

(1) 第3問

設問1

取替投資・差額キャッシュフロー(CF)の問題です。染色関連事業の収益性改善を目的に設備を取り換えていきましょう、という問題。

第2問は発電事業とかふざけたことやってくれましたが、今回は本業の染色関連事業を強化するということなので、多少難易度が高くでも許してやる。発電は許さん、ふざけんな。

ちなみに設問1が出来ないと自動的に設問2は解けない仕組み。第3問で配点29点と最大配点なので気合入れる必要ありますね。

 

さて、問題文に色々なことが書かれていますので、まずはこれを整理しましょう。事例Ⅳの面倒なところは、文章で重要な条件が書かれており、これを見落としたり誤解したりするとミスるというところです。

 

■解答欄としてX1年度末(初年度末)の差額CF、各年度の差額CFが準備されている。

税率は30%。更新設備利用期間では十分な利益が得られる(つまり税効果は満額反映されますよ、ということ)。

新設備は投資額200、耐用年数5年の残価ゼロ(=減価償却40/年)。新設備投資の場合旧設備処分費がX1年度初めに10かかる。旧設備除却と処分の税効果はX1年度末に発生(=つまり旧設備は除却損が発生する、ということ)。

旧設備は残存簿価50、残存耐用年数5年で残価ゼロ(=減価償却10/年)

■設備更新による現金収支を伴う収益・費用は表の通り(=ここには減価償却・除却損・処分費用は含まれていない)。

■耐用年数経過後(5年後)の設備処分支出は旧機械設備と新規買い設備共に5で同じ。

 

こんな感じですね。

 

解答欄を見るとあまり見慣れない表記方法だな、というのが第一印象。勿論これに従って解いていっても全然OKなのですが、差額CFの解き方の一例をここでご紹介します。

差額CFはいきなり2案の差をとって計算ガリガリしていくのが勿論一番早いのですが、この場合プラスマイナスを間違えたり、項目の抜け漏れ(特に税効果が抜けやすい)があったりする恐れあり、慣れていない方はPL作ってCFに落とし込んで、という正攻法が一番ミスが少なくなるのではないかと思います。

 

ということで、こんな感じ。X1年度末の差額CF計算。

f:id:setagayadezil:20200328231943j:plain

 

これですべて網羅されます。

PL項目として、旧設備を使い続けた場合と新設備に取り換えた場合各々で税後利益まで計算し、そこから非現金支出項目の出し戻しを行いFCFを求め、その差を差額CFとして認識する、という方法になります。

時間的余裕がないとここまで纏めるのは厳しいかも知れませんが、このやり方であればミスは少なくて済みます。

 

第X1年度(初年度)には除却損と処分費用が掛かっており、これは本来「特別損失」として計上されるものとなります。従い、簡易CF計算の公式である

営業利益 x (1ー税率)

で計算すると抜け落ちてしまうので要注意。

 

又、諸説あるとは思いますが、非現金支出の足し戻しでは新設備の際に

減価償却費  ▲40

設備除却損  ▲50

設備処分費用 ▲10

として計算しています。減価償却費は非現金支出の代表格なので異論なし、設備除却損は残存簿価の損切を帳簿上で落とすだけなのでこちらも異論なしだと思います。

設備処分費用は現金でるじゃないか、という話も勿論あるのですが、これはX1年度初めに新規設備投資▲200と纏め、▲210としてキャッシュアウトフロー(COF)として計算してしまうので、X1年度末のPL勘定としては非現金支出として取り扱っています。

 

第X2-X5年度の差額CFは除却損や処分費用が掛からないのでもっとシンプル。

f:id:setagayadezil:20200328232008j:plain

 

一点注意なのは、

■耐用年数経過後(5年後)の設備処分支出は旧機械設備と新規買い設備共に5で同じ。

 

この部分は最終年度に設備処分費用が5かかりますが、どちらも同じ条件なので差額CFとしては相殺されてゼロ、という点。完全なひっかけ問題ですね。

 

尚、X1年度初めの投資CFは新規投資▲200+旧設備処分費用▲10=▲210

 

ということで、答えを解答欄にぶち込むとこんな感じ。

f:id:setagayadezil:20200328232029j:plain

設問2

さて、次は設問1の内容を用いた問題。「代表的な指標」を安全性と収益性の観点から計算し、収益性の観点から採否を決定せよ、とのこと。

設問には複利現価係数が準備されていることもあり、「収益性は正味現在価値法(NPV法)では?」と考えられます。

 

では安全性の観点では?という話ですが、ここはシンプルに回収期間法が良いのではないかと考えられます。回収期間法は「元が取れるまでどのくらいかかるの?」という観点での指標であり、割引率設定等に左右されない為、安全性に優れた指標とされています。

 

ということで先ほど設問1の解答欄右側を使いましょう。

X1年度初め     ▲210

X1年度末(1年後)     76

X2年度末(2年後)     58

X3年度末(3年後)     58

X4年度末(4年後)     58

X5年度末(5年後)     58

 

まずは安全性の回収期間法。

当初に▲210投資して、これをいつ回収しきれるか、という話なので、計算としては

▲210 + 76 + 58 + 58 = ▲18

ここまでで3年間。

18 ÷ 58(4年目の一年間回収金額) = 0.31年

ということで3.31年

※尚、安全性の観点だと割引率も加味した割引回収期間法というのもあり、これでもOKだと考えられます。ただ割引率掛ける計算が面倒なので、単純な回収期間法にしてます。

 

次に収益性の正味現在価値法(NPV)。これも設問1が出来ていれば単なる計算問題ですね。X5年度末までの正味現在価値を計算してオシマイ。設問にある複利現価係数を用います。

 

▲210 + 76 x 0.9346 + 58 x (0.8734 + 0.8163 + 0.7629 + 0.7130) = 44.63

 

最後に収益性の観点からの採否を決定しますが、NPVが44.63とプラスなので、投資実行、つまり「採用するとなりますね。

 

これで第3問オシマイ。

 

(2) 第4問

きたよ、このクソポエム問題。マジキライ。爆発すればいいのに。それでも解きます、頑張ります。しかも28点、という超高配点。

設問1

親会社D社単体の事業活動における当年度の損益状況を30字で。

連結の話ですね。受験当時、この問題の意味がイマイチ分からず、「は?」みたいになりました。

よくよく問題文を読んでみると、第1段落「現在、同社は、80%の株式を保有する子会社であるD-a社」とか書いてあります。

この設問はD社単体の損益を聞いている一方、問題文に記載されているPLは連結。ということでPLを単体に引き直してみればOKとなります。

 

連結PLを見ると、被支配株主持分に「16」という表記。被支配持分が100%-80%=20%なので、この16というのが20%の利益に相当します。つまり子会社利益は

16÷20%=80

という計算。子会社損益で80稼いでおり、D社連結利益が27なので、単体は赤字、ということとなりますね。

昨今では特に大企業では連結経営が主流となっており、単体決算上は赤字の会社が多くなっています。なので、単体赤字だからダメ、っていうことは全然ないわけです。単体赤字であっても連結黒字であれば、グループとしてしっかりと稼いでいるわけですから。

ということで30文字ポエムはこれを端的に表現しておしまい。

子会社損益が80百万円であり、D社単体では当期純利益赤字である。

(30文字ギリギリ)

 

設問2

もういっちょクソポエム。差来年度に関連会社D-b社を子会社するか否かを検討中、子会社にすることによる連結財務諸表の財務指標に対する主要な影響を30字で。

なんともざっくりとした設問。まさにクソポエムと呼ぶにふさわしい問題

まずD-b社ってなんだっけ、という話で、あのクソ発電事業の会社です。

D-b社は出資金はD社から20、他主体から40。更に銀行からの融資1,200で資金調達をしているとの記載が第4段落にあります。これがポイントです。

第1問の経営分析を思い出すと、D社は負債比率が激しく高く安全性が低い状態でした。

ここにD-b社が連結子会社となると、BS項目も全部連結となるので、銀行からの融資(借入)1,200が更にドカンと乗ります。更に安全性が低下してしまいます

ということで、このヘンを端的にポエりましょう。

 

こんな感じ。

負債を全部連結することとなる為、負債比率等安全性指標が悪化。

(30字ちょうど)

 

設問3

関連会社を子会社化することで、経営上、どのような影響があるか。財務指標への影響意外で60字。

これまた更にざっくりポエム。設問2ではD-b社についての話でしたが、今度は「一般的にどうなの?」という問題です。理論上合っていれば何を書いても点数入りそうな問題でもあり、感覚的には点数調整・救済問題なのかな?という印象です。

 

まず財務指標への影響意外とあるので、数値面は除外することになります。

又、「経営上」と書かれているので、大きな視点で考えていくと良さそうです。

経営という観点で言えば、意思決定子会社化すれば支配下に置くことが出来るので、親会社が決定権を持つようになります。その結果、意思決定が迅速化されたり、機動性が向上したり、という効果はあると言えるでしょう。

一方で、子の責任は親が取る、ではないですが、子会社の経営状況等の影響を親会社が受けやすくなることも事実です。数値面だけでなく、例えば子会社でのコンプライアンス事例もその一つ。親会社のガバナンスが問われたりします。

 

このあたりをポジティブ・ネガティブのような形で纏めてみるとそれっぽい解答になるのではないかと。

 

こんな感じでポエム吟じとけ。

子会社経営への関与を強化し、意思決定の迅速化や機動性向上が実現されるが、子会社経営状況の影響を親会社が受けやすくなる。

(59文字)

 

 

 

ということで

第3問の入替投資・第4問のマジクソポエム一通り終わりました。

やっぱりこれを80分で全部解くのは至難の業

第1問の経営分析、第2問の固変分解、第3問の一部、第4問のポエムそれっぽくとうまく点数を稼ぐのが良さそうでした。特に第3問で引っかかって時間を費やしてしまうと手遅れになる可能性がありますね。

 

ということで、ぼくが不合格した事例Ⅳ、無事にリベンジできたのでしょうか。とにかく発電事業とかいう関係ない事業に進出し、クソポエムを乱発しやがったこの事例は今でもダイキライですが、これにて平成29年度診断士2次試験解こうぜシリーズ、終了です。

 

お付き合い頂き、ありがとうございました。

近々他年度の過去問も解こうぜシリーズやってみたいと思います。

 

↓ポチっとクソポエム(連結しようぜ)

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

 

 

 

意思決定会計講義ノート

意思決定会計講義ノート

  • 作者:大塚 宗春
  • 発売日: 2001/12/01
  • メディア: 単行本
 
ポエム詩集

ポエム詩集

  • 作者:矢野克洋
  • 発売日: 2018/01/19
  • メディア: Kindle版