【中小企業診断士】実務補修振り返ってみようぜ (別れ編)

サイコ先生との出会いを綴る短編小説もいよいよクライマックスへ

出会い編と絆編をご紹介させて頂きました。

いや、ちょっとくらいは脚色してますけどね、ホントにこんな感じだったんですよ。むしろもう少しパンチ効いてたんじゃないか、ってくらい。

www.setagayadezil.com

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さて初日のX社訪問で、色々とX社社長さんを質問攻めにして、いよいよ提案書の作成に入ります。この作業から提案書の完成、その発表まで、一気に行きます。今日が涙の最終回。

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2日目作業開始

2日目は貸会議室みたいなところ(協会が押さえていてくれたスペース)に集まり、早速作業を開始。

これがまたクセモノで、遅い時間に集合すると会議スペースのいいところが取れない!という事態に。結構な人数がいる(=つまり班も多い)ので、会議室スペースの壁際が取れない。

壁際だとポストイットとか紙とかを壁に貼れるんですね。あとプロジェクターも壁に移すことが出来たりします。

ぼくらの班は初日出遅れて中央スペースに。ホワイトボードはあるけど、プロジェクターもホワイトボードに投射するのでなんか小さい・・・、読みにくい・・・。

次の日への課題でした。

 

他班ディスり

さて、会議室スペースには数班入ってみなおのおのアツい議論を繰り広げてるわけですが、我々もサイコ先生の指導の下、初日に聞いていた内容を提案書の構成にはめ込んでいきます。

一応これまで学んできた診断士試験のネタも思い出しつつ、一人の班員が

「先生、初日にX社社長より伺った内容を分かりやすくSWOT分析したいと思います」

と提案したところ、

サイコ「SWOTなんてのはね、デキナイコンサルがやることだから。時間のムダムダ」

とデュオばりにムダムダ発言。

dic.nicovideo.jp

 

・・・いや、あのね、隣の班、今思いっきりSWOT頑張って作ってるからね・・・。

・・・し、視線が超痛い・・・。隣の指導員の先生コッチ見てるよ・・・。

 

サイコ先生、さすがっす。

 

理屈としては、中小企業はSWOT分析をするほど、多くの要素がないこともあり、SWOTにならないというもの。もう少し端的に言えば、解決すべき課題もある程度絞らないと、人出も足りない中、なかなか対応できません、という話。

むしろSWOTで多面的に分析するよりも、「選択と集中」的に的を絞って取り組んでいくのがいい、ということでした。

これは非常に勉強になりました。特にぼくのように大企業系にいた人間からすると、取引先も投資先もそれなりの規模のところが多く、多面的に分析して、優先順位付けて順番に対応して、みたいなアプローチが通用しない、意味を成さない、ということを認識できました。

ということでサイコ先生に感謝!

 

渾身の懇親会

一応班で懇親会なんかもやったりします。ぼくらの班は2日目の夕方に。

 

サイコ「懇親会やろうか、一応。みんなの住所は提出してもらってるけど、場所はXXXでいいね」

 

いや、XXXって全然みんなの住所と関係ないっすよね。サイコ先生の家の近くだったという件。ぼくは比較的近かったのでありがたかったのですが、班員の中には明後日の方向の方も。

 

いやぁ、懇親会の場所選びもサイコ全開でした。

仕方ないのでしこたま飲んで懇親しました。記憶があまり、ない。

 

さて、2日目はそんなこんなで、各担当分野である程度の方針を決めまして、執筆作業を宿題として持ち帰り。3日目開始まで1週間近くあるので、その間に頑張って作文マシーンと化します。

 

 

3日目/4日目作業は続く

班員ディスり

さて、1週間の宿題期間(しかも平日だから当然仕事と並行)を経て、渾身の執筆作品を持ち寄ります。それなりの分量をそれなりの分析に基づき書いてきたつもり。一応事前に皆さんにメールで共有してます。

 

サイコ「みんな、提案書書いてきたね。もうね、全然ダメ。キミたち文章書いたことないでしょ?これじゃあ提案書にならないね」

 

一同ショボーン。まぁそうなりますよね。初っ端から1週間の労力を全否定されるとは。

 

確かに言い方は厳しいんですけど、このあとサイコ先生と班員のみんなと一緒に提案書を議論して気づいたのは、

 

因果関係が弱い、論理が飛躍している

 

ということ。

 

これって診断士2次試験の記述でもそうなんですけど、ある程度自分で「こうなんじゃないか?」って思ってしまうと、それに向けて論理を無理に持って行ってしまうんです。なので、因果関係が弱い。自分は理解できるけど、他人から見ると「あれ?なんで?」となるわけです。

サイコ先生にもいろいろと指摘してもらい、論理補強。

自分では大企業系でしょーもない日本語を山ほど書いてきたので、それなりに文章には自信があったのですが、本質的な文章を書く、という観点で非常に勉強になりました

 

提案書仕上げ突入

4日目になるともうほぼほぼ仕上げモードです。確か4日目のラストには会議スペース近くの印刷屋(KINKOSみたいなところ)に製本依頼をかけます。

3日目のサイコ先生や班員のみんなから指摘された内容を何とか仕上げて、取りまとめ役が体裁整え目次を作り仕上げて行きます。

 

サイコ「この提案書はね、内容は問わないから。どうせキミたちの提案書なんて誰も見ないからね。実務補修クリアするにはある程度の枚数と様式だけあればいいからね」

 

・・・えー・・・。結構頑張って作ったのに様式審査だけかいな。って、それ今言う?

 

サイコ「あとね、中小企業の人たちってどうせ提案書の内容通りに動かないから。人の話聞かない人が多いから」

 

・・・いや、それも言っちゃダメでしょ。まぁそこをしっかりと寄り添って、徐々にいい方向に誘導していくのが診断士なんですよね、今ならなんとなくそれが分かる感じ。

 

 

最終日 X社への提案

協会への提出

4日目のラストに製本化してもらった提案書は一部協会に提出します。これを以て「実務補修修了」の証書が頂けます。ふぅ、とりあえずもらっちまえばコッチのもんだぜ。

それにしても、これをあと2回やらないと診断士登録できないのね・・・重いなぁ。

(ぼくは結局実務補修ではなく、実務従事の形でクリアしましたが)

 

X社への提案

さて、2回目、そしてラストとなるX社への訪問。苦労してサイコ先生にディスられながら作った提案書をX社社長に説明させて頂くセッション。

 

各々のパートをかいつまんで説明していきます。ぼくらがラッキーだったのは、X社社長がちゃんと話を聞いてくれたこと。サイコの言う通りにはならなかった。

 

ぼくのパートである営業管理では、課題と対応策、といった書き方ではなく、課題認識と今後の方向性、というちょっとボヤッとした書き方にしました。というのも、社長自身がトップセールスをかけまくっており、営業面で「こうした方がいいですよ!」という提案をするのは大きなお世話だと考えた為です。

なので、方向性ということで、新たな顧客層であったり、取組商品であったりの可能性を2軸グラフにプロットして説明してみたところ、

 

X社社長「こういう風に整理して考えたかったんだよね。普段目の前のお客さんを攻略することに集中するから、体系的に考えられてなかったので助かるよ」

 

というコメントを頂きました。

これはさすがにちょっと嬉しかったです。

これを言われたとき、ちらっとその時サイコ先生を見たら、フツーにケータイいじってました。アンタ、聞いてないやん。今社長ええ話したで?

 

他の班員にも優しいコメントをしてくれる社長。どっかの指導員とは温かみが違います。

 

最後に社長から一言。

 

X社社長「今回皆さんにもらった提案書は、事業計画の一部として金融機関にも見せたいと思います。ありがとう」

 

これも嬉しかったです。なんとなく班員一同ホッとした感じ。

相変わらずサイコ先生はケータイいじってました。

 

そして別れの時

5日間に及ぶ実務補修も、X社への提案書報告を以て全行程終了。

いよいよ別れの時です。X社の外で、班員みんなで「おつかれさまでしたー」と言い合っている中、

 

サイコ「じゃあ、おれタクシーだから。ハイさよーならー。」

 

えぇぇぇ、あ、あっさりしてんなぁ・・・。最後までマイペースなサイコ先生でした。

一応後でお礼メールは打っておきました。

 

指導員先生はなかなかのパンチの効いた人でしたが、厳しいご指導もあり、実際の企業を診断し、状況を分析し、課題抽出・対応策立案、そして提案に落とし込む、という一連のプロセスが如何に難しいか、ということを理解した補修でした。

繰り返しますが、指導員はサイコ先生でしたが、得るものは非常に大きかったです。

 

きっと今もどこかで色々な人をディスりながら成長させているんだと思います。

 

サイコ先生、ありがとうございました。

 

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