【世田谷シリーズ(偽)】キッチン南海駒場店にみる「のれん分け」モデル

最近「のれん」という言葉を聞くとビクッとなります。

 

本業で投資を担当していたりするので、ぼくにとっての「のれん」は会計用語であることが多いです。

そして、のれん云々の話になると決まってその後に出てくるのが「減損」。

キラーワード「のれんの減損」

 

先日腕時計世界3大勢力の一角であるリシュモングループの決算を一部紐解いてみましたが、その時にも2019年度に行った大型買収案件がありました。

www.setagayadezil.com

 

大型買収案件で支払ったプレミアムを会計上「のれん」と「無形固定資産」に分けるという方法ですね。無形固定資産は所定の年数で償却しますので、毎期償却費として費用計上しますが、国際会計基準IFRSでは「のれん」は償却せずに、毎期減損テストを行い、減損と認められば一気に「減損=特別損失」として落とす、という一撃が待っています。

簡単に言えば、買収で高く買い過ぎるとあとから「のれんの減損」でPL上痛い目を見ますから注意しましょう、というお話です。

 

さて、今回お話するのは会計上ののれんではなく、飲食店の「のれん分け」

よくラーメン屋でもありますよね、名店で修行した弟子がのれん分けを受けて独立していくやつです。

三田をオリジンとするラーメン二郎ものれん分けで各地に広がっていますし、横浜系ラーメンも同じようなモデルですね。

 

 

キッチン南海駒場店

週末に子供たちと昼を食べに行こう、ということで学生時代に何度もお世話になったキッチン南海駒場店に行ってきました。目黒区駒場なので、自転車で十分に行ける距離。

tabelog.com

学生時代に下手したら週に3回くらい行っていたような記憶があります。そして毎回カツカレー。そもそもカツカレー以外を食べたことないはずです。

 

駒下商店街の一角に約20年前と変わらずにありました。まじでなんも変わってない・・・。ここだけ時間が止まっているんじゃないか、とすら思えるほど。

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中に入ると更に時間が止まってました。ディオかよ。カウンターもそのままだし、カウンターの上に置かれている仕掛中の定食皿も昔のまんま。

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そしておやじさんも昔のまま。ちょっと白髪になってやせたかな・・・。

 

当然注文はカツカレー。それにしても客層の中心が学生なので、価格帯も極めて良心的。ぼくの本業先のある丸の内の半額くらいじゃないか、と。

 

 

キッチン南海の事業モデル

学生時代に来ていたときは、キッチン南海と言えば、この店が全てだったわけですが、今回昔話も含めておやじさんとさせて頂き分かったのは以下の通り。

  • おやじさんはこの道56年(まじか!)
  • 駒場店は開店してから33年(これもまじか!)
  • 駒場店の前は後楽園球場でジャイアンツの選手向けに食事を手掛けていたそう。なのでこのカツカレーの元祖も王選手や長嶋選手が食べていたんだとか。
  • キッチン南海も今や40店舗近く(何店舗は閉店している模様)、おやじさんの教え子が独立して店をも開いているそう。

なるほど、キッチン南海は「のれん分け」モデルの洋食定食屋なんですな。

Wikiによればこんな感じ。のれん分けモデルの特徴通りで、店によってかなりメニューも味も違うらしく、自由度が高い模様ですね。

ja.wikipedia.org

おやじさんも「このカツカレーは日本中でうちでしか食べられないよ」と言ってました。

 

のれん分けとフランチャイズ

のれん分けって確かによく聞きますけど、フランチャイズも巷でよく聞きます。何が違うの?というお話。

 

のれん分けは一言で言えば「修行した従業員が、主人の許しを得て、同じ店名を掲げて店を開くこと」と言えそうですね。

場合によってはロイヤルティを支払うようなケースもあるようですが、基本的には料理人として腕を磨いて認めてもらって、分店として店を開く、という「料理人魂」の入った事業モデルと言ったところでしょうか。

 

一方のフランチャイズは「本部と加盟店という関係を持ち、加盟店は本部にロイヤルティを支払うことで、本部の持つ商標・ノウハウ・マニュアル等を使って店舗運営する」というものであり、のれん分けをもっとシステマチック・ビジネスライクにしたイメージです。尚、フランチャイズは事業モデルがコピペに近い形で展開出来ることが多く、料理人としての修行がなくとも、開店前研修のようなものを受講してスタートすることが多いですね。

 

どちらがいい悪い、という話ではなく、一長一短とも考えられます。

 

のれん分けの特徴

メリット

  • 修行して腕前さえあれば、比較的自由に店を運営できる(自由度が高い)。
  • 本店の看板を使って集客を見込める。
  • ロイヤルティ支払がない(ことが多い)。

 

デメリット

  • フランチャイズのようなシステマチックなノウハウがない為、経営は自己責任。
  • 独立性が高い為、本店や他店舗との情報共有が少ない(ことが多い)。

 

フランチャイズの特徴(加盟店から見た場合)

メリット

  • 本部に蓄積されたノウハウ・マニュアルを使うことが出来る。
  • 本部からの経営指導を受けることが出来る。
  • 本部看板を使って集客を見込める。
  • 本部・加盟店舗情報共有がある為、成功事例・失敗事例が分かりやすい

 

デメリット

  • ロイヤルティ支払が重い(ことが多い)。
  • 経営の自由度が低い(ことが多い)。本部側からの制限が多い。

 

カツカレー

とそれなりにぼくも大人になったので、カツカレーを待っている間に色々と考えてみました。そして懐かしのカツカレー。

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う、う、う、うまい。うまなつかしい。

こんなに辛かったっけ?と思いつつも、この黒さ、このボリューム。だんだんと思い出してきました。

※子供たちにはかなり辛かった模様です。

 

またこよ。

他ののれん分けキッチン南海を開拓するのもアリですね。

 

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