【中小企業診断士】企業内診断士って実際のところどうなの?(後編)

これまで企業内診断士について2回記事にさせて頂きました。

 

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企業内診断士にもメリット・デメリットあるわけで、企業内診断士だからダメで、独立診断士だからいい、という訳でもありません。

診断士になってからよく分かるのは、「中小企業診断士」という資格の看板があるくらいではお客様開拓はそう簡単に出来ませんよね、ということです。

 

例えば独立して、年収1000万円(=売上1000万円)を稼ごうと思ったら結構大変です。

もし補助金・助成金のスペシャリストになる場合、成功報酬10%だとしても総額1億円獲得しないといけないわけです。

ものづくり補助金で最大1000万円なので、これを年間10本ですから、なかなかしんどいです。全部が取れるとも限らないので、それこそ15本とか20本とか出さないといけないかも知れませんね。

小規模事業者持続化補助金(コロナ型)だとすると、1社最大100万円なので、100社やらないといけません。採択率が8割ちょっとなので、実質的には120社くらいやらなければなりません。

※まぁ色々な補助金・助成金があるのでこんなに単純ではないですが。

 

もし中小企業の顧問契約中心に売上1000万円を目指すなら、月5万円の契約先が17社くらい必要ですね。(5万円 x 17社 x 12カ月=1020万円)

17社抱えるのもなかなか大変ですが、どちらかというと、こちらの方が助成金狙いよりも着実な印象です。ですが、月5万円の価値をどうやって見出してもらうのか、という点が重要です。

5万円払うと、5万円を超える経済効果をもたらすアドバイスをしてくれる、という顧問先からの期待感が必要になるわけですから、かなりの営業努力とその後の継続が必要になります。

 

ということで、この辺りも含めて色々と考えた結果、ぼくがたどり着いたのは「副業・兼業でやれないの?このご時世」という点でした。

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副業・兼業診断士になった経緯

ぼくが「副業で出来ないかなぁ」と思ったのは、別に診断士で稼いでやろう、とか思ったわけではなく、資格更新の実務従事要件(5年間で30日間)をどうクリアするかを考えたのが最初でした。

勤務先の診断士資格保有者に「実務従事できないから資格休止している」という声が多く、折角取った資格を眠らせるのももったいないなぁ、と思ったのがきっかけです。

ということで、早速社内のルールを頑張って読んでみたところ「副業は原則禁止」との記載が。

・・・所詮原則じゃん・・・。

 

ということで人事部に電凸

ぼく「原則って書いてあるんですけど、例外はどこにも記載がないんですよね」

人事部「ええ、原則ダメです

ぼく「はい、でも原則ですよね?例外はどうやったらいいんですか?

人事部「・・・本気ですか?」

ぼく「本気ですよ、何でですか?」

人事部「いや、他に例があまりないもので・・・」

ぼく「でもあるんですよね?例外手続き

人事部「・・・分かりました、後ほど詳細お送りします」

ということで、一応ちゃんと社内の手続きを行い、しかるべき許可を取って副業・兼業の形で診断士業務を行うこととなりました。

 

もちろん実務従事のポイント(5年で30日)稼ぐだけなら、無償でテキトーに知り合いの中小企業のお手伝いすればいいのですが、それでは単なる資格延命にしかならず、全く自分経験にも血肉にもならないので、どうせやるならプロとして責任もってやるべきだよね、という結論に達したわけですね。

 

副業診断士のメリットとデメリット

本業の会社勤めを行いながら、副業で診断士業務をかれこれ半年近くやってきましたが、全てハッピー、というわけでは勿論ありません。メリットもあれば当然デメリットもある。光あるところに影もあるわけです(ちょっと違う?)

 

メリット

■診断士実務の現場を体感できる!

これが一番のメリットですね。何のために診断士の資格を取ったの?と聞かれれば、自分の戦闘力を高める為!と答えます。

戦闘力を高めるには、資格取得の過程で勉強したことを実際の現場に落とし込んで、自分で経験していく必要があるわけですね。

ぼくの持論でもある、「理論と現場は両輪」という考えをまさに体現する理想の場となると思います。

 

■本業への持ち帰り可能!

これは副業診断士ならでは、です。診断士業務で得ることのできた、中小企業の経営者の人々の声というのは、まさに市場のニーズな訳であり、本業で市場にダイレクトに触れることが出来ていない場合には、この市場ニーズが非常に助かります。

又、本業で担当することのできない分野(例えば、営業担当の人であれば財務分野や組織・人事の分野等)を経験できるので、はやり視野は広がりますし、本業で担当替えがあった時などは大いに経験・知見として役に立ちます

 

こう考えると、本業の空き時間は副業・兼業で自分の視野を広げる、というのは非常に有意義だと思うのですが、いまだ副業があまり解禁されていないのは、企業が従業員を信頼していないから、なんじゃないかな、と思います(副業に精を出して本業を疎かにするんじゃないか、という疑念)。

(又は、企業が自社に自信がないから、他を経験されたら辞められてしまうんじゃないかと不安がっているか)

 

■副収入ゲット!

これは仕事をしてくれば副次的についてきますね。但しこれをメインに考えるのは中々シンドイと思います。あくまで副業なので、飲み代稼げればいいわ、くらいの気持ちで取り組めばよいかと個人的には思ってます。

ガツンと儲かったら高いワインでも空けちゃいましょう。

 

デメリット

さてデメリット。経験も得られて本業にもいい影響が出て、副収入も得られるからパーフェクトと思いきや、そうでもありません。

 

■時間管理と体調管理が難しい!

なんといってもコレです。

ものすごく単純に言えば、仕事量が増えるので、仕事時間も普通に考えれば増えます。そして体調への負担も当然かかります。

本業だけならば、残業したりで対応できますが、副業は基本的には本業と競合しない時間で行うものなので、普通ならば仕事をしていない時間を削って働くことになります。

精神的にも肉体的にも披露が蓄積しますので、副業の頑張りすぎには要注意です。

ちなみにぼくの場合はフィジカル・メンタル無敵系なので、いまのところ全く問題ありません。テキトーに手を抜きますからね。

 

■本業先からの目!

副業頑張りすぎて、本業疎かになると、本業先から「おいおい、なんだよ」と思われます。まぁこれは当たり前なんですけどね。

とくに副業しすぎで体調崩すとか、明らかに本業の時間に副業やってるとか、は論外です。なので、本業をしっかり頑張りつつ、副業はほどほどに、というのも忘れないようにしましょう。

(と言っても、ちょっとうまくいくと頑張りすぎちゃいそうですよね・・・。これをぐっと我慢するのが大事だなぁ、と日々言い聞かせてます)

 

■顧客開拓はそんなに簡単じゃない!

これは副業だから、っていうことではないですが、副業だとやはり独立して一本でやる場合よりも気概が弱いので、やはり当然営業力も弱いんだろうと思います。

勿論本業のスキマに取り組むので、時間が足りない、という側面もあります。

なので、どうやって顧客開拓をするのか、という点は常に考えておく必要がありますね。ぼくの場合は小さく始めており、今でも十分に小さいですが、紹介ベースでゆるーく顧客開拓しています。

自分の手の届く範囲で。

これでござる。悪即斬。

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出展:るろうに剣心 第二幕より ©和月伸宏/集英社

 

おわりに

ということで、企業内診断士の派生型である副業・兼業診断士について、個人的な意見を色々と述べてみました。

あくまでこれらはぼく自身のケースであり、勤め先の規則であったり、ご自身の目指すものであったり、で環境も考え方も無数にあると思います。

ですが、企業内診断士・副業診断士も悪くないよ!ということを言いたかったわけですね。

デメリットにゲームとマンガする時間が無くなる、っていうのを追加しとけばよかったです。

 

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