診断士試験効率的勉強法!中小企業診断士 【2次試験解こうぜ】平成28年度 事例Ⅱ(後編)

今回は3回に分けることになってしまった平成28年度事例Ⅱ、いよいよ最終回です。

これでちゃんと纏まるのかな・・・?

www.setagayadezil.com

www.setagayadezil.com

 

それにしても1科目仕上げるだけでも中々時間かかりますね。この答案(例)はあくまで時間をかけて、あーでもないこーでもないを経て作ったものです。

実際の試験は80分という超限られた時間で仕上げなければなりません。80分というと長いようですが、実際に受験してみると「あっ」という間です。

その中でどこまで完成度を上げることが出来るか、が合否の分かれ目ということになります。なので、とにかくスピードを意識して解くようにしましょう(特に予備校の演習問題や模試等はそのチャンスです)。

 

逆に過去問は多少時間をかけても良いような気もしています。何なら一度解き終わった後に、じっくりゆっくり解きなおす、というのでも良いかも知れません。

(実際にぼくがお世話になった予備校のMMCでは、「過去問は時間をかけてこれ以上ないというくらいの完成度のものを作ってみて下さい」という方針でした)

f:id:setagayadezil:20200618220048j:image

 

では後編行ってみましょう。

 

 

第3問

飲食店直接経営によるメリットと効果(但し売上向上以外)を100字で。メリットと効果をしっかりと分けて書きたいところ。

型はめは「メリットは~~x2個か3個、効果は~~2個か3個」でした。

 

飲食店の直接経営で売上向上以外のメリット、となるとこれは実は問題文にはあまり直接的なヒントがない印象です。

なので、論理的に考えてみます。

飲食店利用客が店舗にも来てくれる、つまり集客力が高まります。

集客力が高まると、その分店舗で色々と買ってくれるので、勿論売上は向上しますが、この設問では「売上以外」なので、まずこれは排除。

では、集客により何が発生するか、というとズバリ「顧客との接点が増えます」。当たり前ですね、お客さんが来るわけですから。

顧客との接点が増えると、その先は「ニーズが聞ける」こととなります。

 

もう一つ、飲食店が既に情報媒体に特集されていることは書かれていましたね(第3段落)。ということは併設している店舗も勿論同様であろう、と考えられますので、情報媒体に載って飲食店と一緒に「知名度が向上」します。

 

これらをメリットとしてみましょう。

 

次にこのメリットによる効果。

 

「ニーズが聞けること」に対しては、「ニーズを活かす」ことです。もう少し具体的に書くならば、ニーズを活かした製品開発、と言えると思います。

(この考え方は「アンテナショップ」の機能・メリット・効果としてよく使われる考え方ですね)。

次に「口コミによる知名度向上」に対しては、これにより客数が増えますから、その分関係性も強化することが出来る、と考えても良いでしょう(売上も増えますけどね)。

 

最後に前述したメリットとは直接関係ありませんが、店舗販売はそもそも収益率が高い、という特徴があります。中間流通業者(この場合はZ社ですね)が入らない分、売価が同じであれば高収益となります。字数に余裕があれば、これもしれっと滑り込ませておきます。

 

ということでこんな感じ。

 

メリットは①顧客との接点獲得によるニーズ把握、②情報媒体への掲載等による知名度向上等である。効果は①ニーズ把握による製品開発への活用、②口コミ獲得による客数増と関係性強化、③直接販売による高収益である。

(100字)

 

はい次。

 

第4問

(設問1)

B社の取るべきブランド戦略を50字とコンパクトに。

型はめは「B社は~~x1個か2個」でした。

 

文字数が小さいのでナメてかかってしまいそうですが、実はこの問題がクセモノだと個人的には思います。

 

「ブランド戦略」とバッチリ書いてあるので、ここはどのブランド戦略なのかを明確に示してあげる必要がありそうですね。

 

ブランド戦略と言えば、「コトラーのブランド戦略」を思い出します。

詳しくはこのサイトにも書かれていますね。

tourokuhanbaisha.com

www.axc.ne.jp

 

今回問題文に書かれている条件として注目すべきなのは、

  • 第8段落:しかし Z 社は、B 社がインターネット販売をすることに対して難色を示している。そのため、B 社は会社所在地と自社のしょうゆ製造方法を記載した簡素なホームページを立ち上げたのみである。インターネット販売にはまだ着手していない。

 

この「難色を示している」という点。これは何か?ということをまずは考えます。

B社がネット販売すれば、当然そこでの販売が上がりますが、そうするとZ社としては自社経由でのB社製品の販売が減少する為、「難色を示している」ということだと解釈できます。

 

となると、Z社と正面からぶつかって、B社独自のネット販売だけに切り替えていくという考え方もなくはありませんが、Z社は「国内外に販売先をもつ」わけで、この販路も使えなくなってしまう可能性がありますね。

 

となれば、Z社も了解してくれるような「ブランド戦略」を取るのがベスト、ということになります。

 

4つの戦略(下図)の中でどれか?と言われれば、別のブランド名として、新製品的な扱いとしてしまう「新ブランド戦略」となると考えられます。

f:id:setagayadezil:20200618215703j:plain

4つのブランド戦略

 

そうすれば、Z社としては、既存の取り扱い商品は(ある程度)守られることとなり、B社は自社製品を2つのブランドで両立して展開させることが出来るようになります。

 

ということで答えはこんな感じで。

 

B社はZ社に配慮し新規ブランドを立上げ、伝統的製法や高付加価値製品を訴求しインターネット販売を行う。

(50字)

 

 

(設問2)

リピートを目指してネット上でどんなマーケティング・コミュニケーションを展開するべきか80字で纏める問題。

型はめは「B社は~~x2個か3個」でした。

 

こちらも問題文には直接的なヒントがあまりないので、1次試験含めて学習した知識で解答していくスタイルの問題です。

 

インターネット上での取り組みは大きく分けて3つ。

  1. 情報発信(一般的なウェブサイト、商品説明等)
  2. 情報収集(お問合せフォーム、ご要望等で顧客の声を集める)
  3. 情報共有(SNSやコミュニティにより顧客同士も含めて情報共有)

大きくはこれで考えて行けばそれほど外しません。

 

この設問では「顧客にリピートしてもらうために」と条件が付いていますので、ここは素直に「リピート=関係性強化」と解釈して、そのエッセンスも盛り込みたいところです。

情報共有はSNSだったり、アイデア募集だったり、色々とやり方はありますが、解答文では具体的な例示を書けるといいのではないかと思います。

 

ということで、ある程度は例示アイデアを適宜入れていますが、こんな感じで纏めてみました。

 

B社は①Webで新製品案内や製品情報を発信、②SNSで顧客レシピ募集等双方向情報共有、③メルマガや購入ポイント制度導入、等で顧客関係性を維持・強化し継続購買を狙う。

(80字)

 

おわりに

ということで、やっと終わりました平成28年度事例Ⅱ。

解いてみた感想としては、第1問と第2問の設問1と第3問で安定的に稼ぎ、第4問は方向性を大外ししない(=正しいブランド戦略を選択する)ことが高得点に鍵となりそうです。

 

相変わらず事例Ⅱは解きやすそうに見えて、意外とそうでもない、という印象です。

事例Ⅰ(組織・人事)に比べると、問題文中にヒント的な表現が多く、また1次試験で学習した知識も活用しやすい、という特徴がある反面、知識をそのまま書き始めると「超一般的」な回答になりがちです。

なので、学習した知識を披露しつつも、その問題文に即した例示や根拠を埋め込んでいくことが必要になります。

 

ということで、しょうゆをもっと消費しましょう、というお話でした。とんかつにもしょうゆです。

 

↓ポチっとしょうゆ(とんかつにはしょうゆだってば)

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

【ブックマークも宜しくお願いします!】